独学の教養

教養とは誰かから学ぶものばかりではなく、   自身の経験からも得ることが出来るのではと思い、日常を介して感じたことをかいていきます。

人の話をきく とは

前回の話をもう少し深く掘り下げたいと思います。

 

マウントとりたがりな男たち

ここでいくつか例を挙げてみたいと思います。

 

例①

私「最近私、毎日ジムに行って筋トレしてるんです」

上司「ほう!それはすごいね!見習わないといけないな。」

(近くの男性社員に)

「ねえ、きみも休みの日はゲームばかりって言ってたよね、たまには運動しないと!」

男性社員「ええ、でも僕も昔はトレーニングしてたんですよー。当時は会社にスニーカーを持参して帰りは1駅2駅歩くのが当たり前でした!あ、スニーカーといえば~」

 

例②

女性社員「この間テレビで見たドーナツ屋さん意外と会社の近くだったから今度帰りに行きませんか?」

私「ドーナツ食べたい!どこら辺にあるの?」

近くにいた男性社員「ああ、その番組見た見た。意外と近いって言っても歩いて10分はかかる場所でしょ?しかもこの間その店の近く通ったんだけどすっごい並んでる割にそこまでおいしそうじゃなかったんだよね。」

 

 

ちなみにこの例は実際にあった話です、しかも割と最近。

そしてこの男性社員は今年40代、独身派遣社員のSさんです。

 

まず例①から解説していきます。

私と上司がミーティングをしていて席に戻る道すがらの話です。

元々体を鍛えることが趣味という話を上司にしていた私に上司が

「最近はどれくらいジム行ってるの?」と聞いてきました。

それに答えたタイミングでちょうど席にたどり着いたのです。そこで上司気を利かせてSさんに声をかけました。

そこは笑顔で「そーですよねー」と同意するか「いやいや最近本当にやばくって・・・」のような自虐で返せばいいところを!!Sさんは見事に自分の、過去の、

まだがんばっていたあの頃の自分最高!!なストーリーとともにマウントをとりにきたのです。

うわ!めんどくさ!!な空気を感じた私は聞いてないふり、知らんふり。上司もあーそーなんだーふーん・・・と流していました。(上司:かなりおじさん 既婚)

 

読者の方に女性がいたら理解しがたいと思うのですが男性って基本マウントとりたがりです。

あー!それ知ってる!!!

それ前みた!!!

   聞いた!!!

を、だれかれ構わず自慢したい生き物なのです。

それがたとえ、上司でも、社長でも、好きな女性でも。

 

でも全員そんな行動をとっている訳ではありませんよね。

そうです。

この例に出てくる40代派遣社員Sさんは独身男性です。

 

マウントとりたくてとりたくて、震えてる男性たち。

そのなかでも我慢に我慢を重ね、話を最後まで聞き一緒に共感してくれる殿方たちは

おそらく結婚しているか幸せに穏やかにパートナーと愛を育んでいることでしょう。

 

一般的に男性は女性よりもコミュニケーションがうまくとれません。

実際例②のように女性と女性なら

会社の近くのおいしそうなお店をテレビで見たよ、今度行かない?

       ↓

えーどこら辺?何系のお店?

       ↓

会社の前の通りまっすぐ行って10分くらいなんだよね

ドーナツがめっちゃおいしそうだった!

(写真を見せる)

       ↓

すごい!おいしそう!いつ行く?

 

のように続いていきそうなコミュニケーションもSさんが乱入することにより終了してしまっています。

男性同士ならまだオッケーかもしれませんが対女性となると一気に話が収束してしまうんですよね。

Sさんにあと少しでもコミュニケーション力があったならみんなで楽しくドーナツを食べることもできたのに。

 

 

長くなってしまいましたが人の話を聞くとはただ単に話を聞くだけではありません。

相手の話を理解しながら聞き、共感する。これさえできればあなたの世界は変わるはずです。